サラノキの若芽が生えそろいました。これは仏陀世尊入滅のクシナガラに降り注いだ、いわゆる「沙羅双樹の花」の木です。
私は11年以前から、ほぼ毎年、沙羅の種子を取り寄せ、育苗床に播いておりますが、この沙羅(shorea robusta,sal tree―サラノキ)の種子は発芽率が非常に悪く、100粒の中、5~6粒が発芽すれば良いものと思っておりました。確かにこの種子はネパールの世界自然遺産「チトワン国立公園」等の熱帯雨林で結実し、翼果となって風に吹かれて運ばれ、湿度が極めて高い場所に落ちて発芽するようです。私の承知している所では、落果から一週間から二週間で枯死してしまうとのことです。ですから私の所でも毎年、それほど多くの稚苗を得ることがありませんでした。
今年も150本程の種子を入手して播きましたが、今年は少し手順を変えました。それは入手の日から二昼夜、浅めの容器に水を入れて種子を浸し、その後少しの水分を保ったトレーに移し発芽の様子を観測したところ、1週間ほどして、少しずつ確実に気根を出しました。そこですかさず鹿沼土を育苗ポットに入れ、その上に種子を差し挟む様に植え込み、その後水苔で、種子を保護するように表面を覆いました。その後20日ほどしたら、確実に若芽が地中から生えました。それもほぼ100本程、今年の発芽率は例外的です。長いこと続けているとこんなこともあるのですね。今年はインドボダイジュ、無憂樹の他に沙羅の苗木も無償で頒布できそうです。希望の方は予めwerinjun@yahoo.co.jpまで直接お申込み下さい。三大聖樹をまとめてお送りすることもできそうです。なおお送りできるのは日本国内居住の方に限ります。
私は11年以前から、ほぼ毎年、沙羅の種子を取り寄せ、育苗床に播いておりますが、この沙羅(shorea robusta,sal tree―サラノキ)の種子は発芽率が非常に悪く、100粒の中、5~6粒が発芽すれば良いものと思っておりました。確かにこの種子はネパールの世界自然遺産「チトワン国立公園」等の熱帯雨林で結実し、翼果となって風に吹かれて運ばれ、湿度が極めて高い場所に落ちて発芽するようです。私の承知している所では、落果から一週間から二週間で枯死してしまうとのことです。ですから私の所でも毎年、それほど多くの稚苗を得ることがありませんでした。
今年も150本程の種子を入手して播きましたが、今年は少し手順を変えました。それは入手の日から二昼夜、浅めの容器に水を入れて種子を浸し、その後少しの水分を保ったトレーに移し発芽の様子を観測したところ、1週間ほどして、少しずつ確実に気根を出しました。そこですかさず鹿沼土を育苗ポットに入れ、その上に種子を差し挟む様に植え込み、その後水苔で、種子を保護するように表面を覆いました。その後20日ほどしたら、確実に若芽が地中から生えました。それもほぼ100本程、今年の発芽率は例外的です。長いこと続けているとこんなこともあるのですね。今年はインドボダイジュ、無憂樹の他に沙羅の苗木も無償で頒布できそうです。希望の方は予めwerinjun@yahoo.co.jpまで直接お申込み下さい。三大聖樹をまとめてお送りすることもできそうです。なおお送りできるのは日本国内居住の方に限ります。